今回はこれからアメリカで住まい探しをする予定がある方々に,私が実際に経験したことをもとにして,物件探しから入居に至るまでの具体的な手順をお伝えしたいと思います.
はじめに
私の場合は,まず渡米し入国審査を経たあとに2週間の自主隔離期間(@空港近くのホテル)を設ける必要がありました.
その理由は,2019年の年末より世界的に大流行することになった新型コロナウイルス感染症拡大(COVID-19)の影響のためです(この記事がいつ見られているのか分かりませんので念のため).
そして結果的には,普段の物件探しなら必ずするであろう内見や現地散策などを一切することなく,問い合わせから最終的な契約まで全てウェブ上で,しかもホテルで自主待機していた2週間の内に完結しました.
1.インターネットで物件の下調べ
まずは
私はこれらのサイトを利用しました:
特にアメリカのアパートや一軒家などの一般的な物件はこちらの方が豊富かなと感じました.地名や予算検索を駆使して物件を探します.
こちらは主に学生を対象とした物件比較サイトです.もちろんアパートなども載っていますが寮やシェアハウスなどの物件のほうが豊富なように感じました.地名検索だけでなく,学校検索で近くの物件を探せるので便利です.
2.気になる物件に問い合わせ
そしてある程度住みたいと思った物件にメールで連絡してみます.
電話でも問い合わせできることがありますが,口頭でしかも電話越しに意思疎通できるとは当時の私には到底思えませんでした.
3.いざ審査へ
最終的な契約に至るまでには,その物件の管理会社による住居者審査が必要となります.
その審査を経て初めて入居までの具体的な手続きを始めることができます.
と言っても,さっきもご説明したように全てウェブ上で行われますので,やる事といえばウェブ上で必要事項を全て記入して後は結果を待つだけです,
その際の必要事項の大まかなリストはこちらになります.
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- 氏名
- 以前(現在)の住所
- 電話番号
- ペットの有無
- 乗用車の有無
- 犯罪歴の有無
- 介助の必要性の有無
- 部屋を借りる期間
- 収入の記し
- クレジット/デビットカードの情報
- 同居人の情報
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日本で物件の契約する際にも通常用意するようなものがほとんどですよね,おそらく.(私は日本では実家暮らしで物件を借りた経験がないので本当のところは分かりません)
日本と違うところや注意すべき点を挙げるとすれば,
8番の部屋を借りる期間とは,部屋を契約する際に入居期間も予め決めておかなければなりません.あまりにも短すぎる場合を除くと半年〜一年程度が一般的だと思います.それは自身の都合に合わせられる場合と,期間の選択肢がすでに限られている場合があります.
9番の収入の記しとは,家賃を払えるのかという証明のために提出するものです.しかし,私は学生の他に仕事はしておらず収入はありませんでしたので親からの仕送りで支払うことになっていました.その際,I-20の用紙をPDF形式にして提出することで収入印紙の代わりになりました.
そして10番は申請費用の支払いのため(本契約時には再度尋ねられます),11番は複数人で住む場合です.
4.いざ本契約へ
本契約に移行するためには,希望の入居日までに,あともう少しすべきことがありました.
- 電気とガス,インターネットの契約
- 損害・火災保険の契約
- 1ヶ月分の家賃前払い(デポジット)
1番については,入居するアパートメントによって異なります.
最初から,全てのライフライン(i.e., ガス,電気,水道,Wi-Fi)が家賃とセットになっている場合もあれば,そういった類のものは入居者自身でそれぞれの事業者と契約をする場合もあります.
私の場合は,水道料金のみが家賃に元々含まれていたので,その他の電気やガス,Wi-Fiは別で契約を行いました(ウェブ上で).
その手順に関しては,他の入居者がどうしているかなどの情報をアパートの管理人が教えてくれたので,素直にそれに従いました(ある程度の信頼はできると思います).
2番も1番と同様に,アパートの管理人から適当な指示を受けましたので,それに従ってオンラインで契約を済ませました.
5.入居当日...!
入居当日は,
- 事務所に行って,入居費用を支払う.
- 鍵を受け取る.
- アパートの内見というか調査書提出.
- ゴミ捨てやリサイクル用品,排水口に流しても良いもの,配達用品の管理(小さいものは配達用のロッカーへ,大きいものは自己/在宅責任で受け取り)などの把握
を済ませて...
やっと正式に希望のアパートに入居することができました.
最後に
本来であれば,渡米前には物件の候補をある程度絞っておいて,内見などの予約をしておくのが定石のようです.
しかし,2019年より世界的に大流行した新型コロナウイルス感染症の影響もあって,私はアパートに入居するまでのこれらの手順を渡米後の2週間のホテル待機中に全て行いました.
言い換えれば,それくらいの時間でアメリカのアパートに入居することはできるということです.
この記事が少しでも参考になれば幸いです.