現在日本ではいわゆる「コロナ」の影響で,全国規模で自粛要請がなされていて,むやみに外出しないような告知が至る所で見受けられます.

そのような状況の中で,皆様は近頃どう過ごされていますか?

  • 全うに”StayHome”を実行されていて,普段は忙しくて全然しなかったような掃除や片付けなどの身辺整理,
  • しばらく遠ざけていた自炊を久しぶりに再開してみたり,
  • 凝り固まった身体をほぐすために,たまに外の出てジョギングしてみたり,

一方で,そんなことはお構いなしといった感じで今まで通りの生活を続けていたり...

ある程度人々の生活様式が制限されている中でも,それぞれがしたいことやできることを見つけて過ごしているんですよね.

僕はこの1週間で1度ジョギングをした30分しか外に出ていません.

これに関しては,自慢気に言うことでも全くなく,単に外出する用事がないので自然と引きこもっているだけです.(3月に卒業して今はフリーター状態だからということもありますね)

他にも,僕が実家で暮らしていることも苦にならない要因の1つでもあるかもしれません.

そんなある日,妹のある発言に疑問を抱くことがありました.

それは,

「配送業務で仕事をしているドライバーさん達が忙しくて可哀想だから,通販やネット販売を利用するのはやめたほうがいい」

と言ったのです.

皆さんはこの発言を聞いてどう思いますか?

単刀直入にいうと,少し短絡的じゃないかなと感じました.

そう感じた理由というのは,

  1. 果たして当事者の方々は休みたいと思っているのか?
  2. もし今我が国で物流が途絶えてしまったらどうなるのか?

といった事項を考えてみた上での意見なのか定かではなかったためです.

1.配送ドライバーの方々は休みたいと思っているのか?

一言.そりゃあ休めるなら休みたいはずですよね.

でも,その「休みたい」という感情は僕の言いたい「休みたい」ではありません.

なぜか.

それは,本当に心の底から思っている感情ではなく,心の表層上にある,まだ沈んでいく前段階の感情だからです.

それが沈みきると確固たる思いになって,実際の行動に移し始めることでしょう.

つまり,まだ全然現実的ではないということです.それを本心では理解しているからです.

勤務先から休暇を取っても良いという状況の中,取りたいと思う人は取っても良いのです.

したくても休暇を取得できないという状況は問題ですが,それは個人の問題ではなく,その企業の問題です.

日頃の業務量から,常にギリギリの人員で営んでいるというのはあまりにも無謀です.

そうせざるを得ないような企業は,そこはもう割り切っていつも通りの業務(配送)量に限って荷物を受け付けるべきです.

これは,昨今の状況下で業務量が多少増加したとしても十分な人員量で負担できる場合に限るという意味です.

休みたかったら休める.もちろんその分だけ収入は減る.

これは「生きるために働いている」人にはどうしても見過ごせない事実だと思います.(逆に働くために生きることができていれば全く問題ありませんが,そんな人はそもそも今回のようなことを考えることはしないはずですよね)

では,収入を得る窓口(勤務先)が開いている(営業している)のに,生きるために働いている方々はそれをわざわざ自ら避ける余裕があるのでしょうか?

もちろん余裕がある人は有給休暇でも何でも選択肢はあるはずなので休めば良いと思います.

裏を返せば,世の中には収入を得るために営業したくてもできない or 満足にできない状況にある人の方が圧倒的に多いにも関わらず,物流業は事業継続できています.

働こうと思えば働ける境遇にあることに対して有り難みすら感じても,何ら不思議ではないと僕は思います.

口先から発せられる,もしくはふっと湧きあがる「休みたい」という思いは,ほとんどの場合,その段階では目の前の現実ともう1度向き合うための一種の活力剤のようなものです.

なので,本当の意味で休みたいと思っていながら日夜配送してくださっているドライバーさんはあまりいないのではないかと思うのです.

2.もし今日本で物流が途絶えてしまったらどうなるのか?

どうなると思いますか?

最低限度の社会生活ですら,ままならなくなってしまいませんか?

そして,新型コロナウイルス感染症の拡大を爆発的に助長してしまいませんか?

    

私たちは食べることができないと死にます.

これはまぎれもない事実であり真実です.

だから,適度な頻度で近所のスーパーやコンビニで食料を調達します.

その他にも,

日用生活品の補給であったり,定期的に検診に行っている病院に行ったりしますよね.

ここで少し立ち止まって考えてみると,

そのスーパーやコンビニで陳列されている食料や日用品はどこから来ているのでしょうか.

無限にその地点から湧き出てきたり,生産地から現地までテレポートしたり...

違いますよね.(そんなことができたらまた話は別ですが)

ドライバーさんが,地道に様々な輸送手段を用いて,生産地から現地まで地道に運んでくださっているんですよね.

その物流が今もなお全国的に機能しているからこそ,私たちは自宅から近所のスーパーやコンビニに向かうことができるわけですよね.

だからといって,

通販などで生活必需品以外(衣料品や靴,化粧品 etc.)を購入しても良いという後ろ盾にはあまりなりませんが,そのオンラインショップでの売り上げを通して何とか営業を続けている方々もおられるわけです.

日本の経済で一つの生命線ともなっている物流業の需要や影響が高まっているそんな今,

物流をシャットダウンしてしまったらどうなるでしょうか.

間にドライバーさんという人間を介さずにモノのやり取りをする方法...

それは,直接生産地へ出向くことです.

日本全国の各世帯が一斉に移動せざるを得なくなります.

全国的に普及していて,場所に依らず確保できるようなモノや食料ならまだしも,

ある特定の場所でしか生産,製造が行われていないものの場合はどうしても一極集中が生じてしまいます.

そんな状況に陥ってしまえば,今回の自粛要請の発端であるコロナウイルスに感染そして伝染するとされる「密」な状態が容易に形成されてしまいます.

それを配送業者の方々が代行してくださっているわけです.ほとんどの場合,一台の車両につき1人のドライバーさんで配送業務に当たっていることもありますし.

というような理由で,今回の妹の主張には少し無理があるように思いました.

理由として書き記したことは当然といえば当然のことなのですが,

「自粛してくださいと言われたから自粛している.だから外出するなんておかしいし言語道断だ!」

みたいな,短絡的とも言える思考をするのは危ないような気がしたので,今回は当たり前のことを,少し立ち止まって考えてみました.

また,気が向いたら何か記事を書こうと思います.

ここまで読んでくださりどうもありがとうございました.

それではまた.

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