先日,右上の親知らずを抜いてもらいました.

その時の状況やその後の経過などをお話ししようと思います.

ところで,皆さんはご自身の親知らず(wisdom teeth)をどうしていますか?

1. そんなこと言われる前に,もう抜いてしまっている方,

2. まだ抜いていないけど,どうしようか迷っていて中々踏ん切りがつかない方,

3. 親は知っているけどそんな歯のことなんて知らんわという方,

色々いらっしゃるかと思います.

今回は特に2番に当てはまる方に向けて,私の経験を交えつつ親知らずの抜歯に関することをお伝えできればと思います.

私の親知らず,それ自体の状況

一言.

かなり特殊だそうです.

かかりつけの先生によると,まず

親知らず自体が一般的なそれと比較して大きい.

加えて,

親知らずの根が3つあり,(普通は二又だそうです)

そしてさらに,

その根っこが,歯茎の奥へ行くに従ってタコ足のように広がっている

と言われました.

また,この大きな親知らずのせいで,

上顎洞と呼ばれる鼻から繋がる副鼻腔に近接していることがあり,歯を抜いた後に副鼻腔と口腔内が繋がってしまうことがある

と言われました.

うがいや水を飲んだ時に,口から鼻に水が流れ込んでしまうことがあるというのです!

とんだ災難ですよね.でもほとんど場合は時間の経過とともに自然治癒(閉塞)するそうです.詳しくは北上尾歯科の公式サイトに載っていましたので気になる方は参照ください.

他にも,そんな親知らずの付近には深さ11mmにもなる大きな歯周ポケットができており,膿が溜まっていました.

その膿のせいもあって,抜歯するまで口の中にかなりの圧迫感があり,かなり不快だったことを覚えています.

不快感で終わるのならまだしも,その歯周ポケットに溜まった食べカスから虫歯に繋がる恐れがあるわけですからね...

そして,年齢が若い人の方が歯も柔らかく,治りも早いので可能な限りで迅速に対処するほうが望ましいと言われました.

私の場合が,8月末に渡米してからその後2年間は帰らない予定でしたので,「これはもう抜いておくしかないな」と決断するに至りました.

アメリカでは,たとえ親知らずの抜歯程度でも医療費が尋常じゃないくらいに高額らしいですしね.

こういった状況でいざ抜歯を迎えることになりました...

ちなみに・・・ 3歳下の妹は,私よりも約1年も前に親知らずを抜いてもらっていました.

3歳下であること + 約1年前 = 実質4年も早かったんです...

しかも結構すんなりと抜けたみたいです.

いざ抜歯

そして,抜歯の瞬間がやってきました.

当該箇所の周辺に数本の麻酔注射がなされたあと,ものの数分で歯茎が切開されました.

麻酔の効果発現も予想以上に早く,少し驚いている間に何かを取り出して,親知らずを掴んだかと思えば瞬く間にドンドンと鈍い衝撃が...

突き刺すような痛みではなかったため,全然耐えることはできたのですが,それにしてもその行為がなかなか終わらないんですよ.

すると,

「歯の大きさに比べて出口が小さいから,少し歯を削りますね」

と.

おそらく歯茎の切開も過剰は良くないというか,治癒までに時間がかかるのかもしれないのでしょうね.

麻酔のせいか,歯を削ることによって生じる痛みはなかったので,ただひたすらエグい音を立てながら歯を削っている機器の形状などを想像していました.

それが終わると抜歯に再挑戦です.

しかし,これがまた全然抜けてくれないんです.

歯を引張るたびに鈍痛が到来...

もう一度歯を削ることになりました.

それなりに出血も伴いながら.

そして,遂にその時が,,,

「抜けましたよ」

え,抜けたの!

これが正直な感想でした.引張られている時は何か感じるものがあったのですが,いざ抜ける瞬間は何も感じませんでした.

本来であれば激痛不可避の治療も,上手く利用するとこれほどまでに容易になるなんて,やっぱり麻酔の効力はすごいですね.

ほっと胸をなで下ろしていると,目から変な水分が滴っていました.しかも,なぜか右目だけ.

今回は歯茎を切開して内部の状況に応じて,臨機応変に処置を施してくださりました.

執刀してくれた先生には感謝しないといけません.

抜歯終了.そして,その後...

痛み止めの頓服薬と抗生物質を処方してもらいました.

あと,出血の際に口に咥える綿?ガーゼ?のようなものも頂き帰宅.

痛み止めは当日の夜の寝る前に服用して以来飲んでいません.

幸いにも思ったより,もがき苦しむような痛みではありませんでした.(上の歯だからなのかな...)

以下の事項に関しては,控えるまたは気を付けるように言われました.

Point
  1. 血流が良くなることは控える(長風呂,飲酒,過度な運動 etc.)
  2. 抗生物質は飲みきる
  3. 頓服薬は最低2時間以上空けてから服用
  4. くしゃみをする際は口を開ける
  5. 強いうがいをしない
  6. 強く鼻をかまない

1から3に関しては他でもよく耳にするようなことですよね.

意外だったのが4-6の事項について.

これらはどれも,口腔内の高圧化を避けるためなんだそうです.

先ほど申し上げた私の親知らずの特徴に,抜歯した際に鼻腔内のある通路と口が繋がってしまう恐れがある,ということがありました.

実は貫通することはなかったのですが,実際には薄い粘膜がこれらの通路をギリギリ分け隔ててくれていました.

せっかく貫通の一歩手前で済んだのですから,これらの事項は厳守しました.

4.口を開けてくしゃみすることに関しては,ティッシュやハンカチで口元を覆うなりして周囲への配慮も忘れてはなりません.

あと,抜いてもらった箇所に食べカスがめちゃくちゃ溜まります.

虫歯になる歯そのものがないので健康面では大きな問題はないのかもしれませんが,なんせ気分的に良くありません.

歯磨きでは取り除くことができませんが,うがいをすると面白いほどに隠れていたご飯粒や他の食べカスがポロポロと顔を出します.

この量が結構多くてびっくりします.

親知らず抜歯に関するプチ情報

こんなことを耳にしたことはありませんか?

「親知らずを抜くと,歯間が広がる」

先ほど登場した妹もこれと同じことを訴えていました.

実際にその歯間の広がりの程度を見せてもらうと,確かに以前と比較して特に前歯の歯間が広がっているような印象を受けました.

妹は,それまで矯正無しでも,歯並びが悪い方ではなかったので,新たな悩みの種となってしまっていました.

私もそれを聞いて,少し憂慮していました.

ですが,結論を申し上げると

親知らずの抜歯歯間の広がりほとんど関係ない

そうです.

抜歯をしてもらう際に,先生にそのことについて尋ねてみたのでおそらくそうなのでしょう.

先生が仰るには,

歯間の広がりが見られる場合,ほとんどは前歯が移動していて,それは前歯自身の根っこが浅いからかもしれない

とのことでした.

前歯は主に柔らかいもの(麺など)を噛み切るためにありますよね.

ですが,煎餅などの固いものまで前歯で噛む癖がついていたり,

他にも無意識下で歯ぎしりや噛みしめる癖があると,特に前歯の根が浅いとそれ自身が噛むときに生まれる力の方向に従いやすくなって,歯間の広がりにつながる場合があるそうです.

私も口腔レントゲンを撮影していただきましたが,

残念なことに前歯が浅い部類でした...

この歯のレントゲン写真はあるフリー画像サイトより引用したものなのですが,これを見てびっくりしました.

歯科医院で撮影してもらった私の歯のレントゲンと比べると,各歯の根がかなり深くまで達していて,その名の通りしっかりと根付いています.

私はこれらの3分の2程度の長さしかありませんでした(もしかしてこのレントゲン,コラ画像だったりしませんよね).

また私には歯ぎしりという,歯間の広がりに影響を及ぼすと言われた要因に当てはまる症状を持っているので,多少の歯間拡張は覚悟しないといけないかもしれません.

最後に

こんな感じで,親知らずの抜歯に関する経験談をまとめてみましたがいかがでしたでしょうか.

「親知らずを抜くってこんな感じなんだ」

や,

「よし,やっぱり親知らずを抜くぞ...!」

という決断をする一助になると非常に嬉しいです.

また次回の記事でお会いできることを楽しみしています.

それでは.

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